使い勝手の良い新たな3つのタグについて
ブロック・セマンティック要素というものがHTML5には新しく追加されたのですが、この要素はaside、figure、dialogの3つに分けることができ、それぞれ1つ1つがそのホームページの内容が持つ「意味」の整理に役立ってくれます。
そんなaside、figure、dialogについて説明していきますね。
まずはasideについてですが、これはTIPSと呼ばれるヒントや引用などの意味を持つ文章に使用するタグになります。
文章というものには長くとも短くとも一般的には流れがあるものですが、そういった本題の流れからは外れるものの補足として続けたい注訳などがあるものですよね。
そういったものを掲載するときに役立つのがasideであり、文章の構成以外にもデザインの際のスタイル定義がしやすくなるという外見上の大きなメリットもあるんですよ。
ふたつ目がfigureですが、これは直訳すると「挿絵」という意味になります。
HTML5では挿絵ひとつを取っても本文への関連付けがしっかりしているので、このfigureのタグに挟まれた部分にあるテキストや画像などは。同じ意味を持つ情報のグループである、ということをハッキリと明確にしてくれるのです。
最後がdialogになりますが、このタグに挟まれた部分は「複数の人間たちの発言が会話形式で記述されている」ということをハッキリと明確にしてくれます。
ホームページというものはどれも、100%その発信者本人の言葉のみが文章として掲載されているというわけではありませんよね?
何人かの発言が掲載されている、ということだったもちろんあるわけです。
そして、そういった複数の人間の言葉が会話形式で掲載されているというような場合であっても、それを明確にしてくれるのがこのdialogというタ具なのです。
このタグにこそ、最もセマンティックウェブとしての考え方が強く反映されていますね。
つまりはセマンティックウェブの中心的な要素ということです。
要素の強化や追加が話題になっている、ということだけは分かっていても、どのような要素が強化されてどのような要素が追加されたのかはいまいち分かっていなかった、というような方も新しい要素について深く理解できたのではないかと思います。
使い勝手の良い新たなタグはHTML5の大きな特徴であり魅力でもありますので、それらの持つ特徴は導入を考えるのであれば特によく知っておきたいところです。
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