専用タグによる文章の構造化でより快適に
前バージョンと比べても大きく進歩したHTML5ですが、その機能の中でもレイアウト機能に関しては特に注目が集まっていますし高く評価されているポイントです。
各レイアウトを専門のタグによって簡単に配置できるようになった、というのが最大の魅力ではあるのですが、製作者の負担を減らすということ以外にもこのレイアウト機能の向上には大きな意味があるということをみなさんはご存知でしたでしょうか?
それが「文章の構造化」という部分で、これもHTML5において強化された機能です。
ホームページはそれぞれにテキストと呼ばれるかなりの量の文章のデータがあるわけなのですが、誰であってもホームページを閲覧する上でデザインは重視しますよね。
視覚的にデザインを捉えやすいかどうかや、文章が読みやすくなっているかなど、とにかくストレスなく閲覧できるかどうかを意識しないところで私達は考えているものなのです。
ですがコンピューターはそうではなく、検索エンジンであればホームページを数多巡回するその中で、見つけたホームページがどのようなテーマに基づいているのかを判断するのは文章なのです。
つまり、そのホームページがどのようなキーワードに関連したホームページであるのか、というところは本文を見て判断するということですね。
私たち人間は目で本文を見つけることができますが、コンピューターには目がなくどこに本文があるのかどうかを「目で見て見つける」ということができませんから。
そんな文章を構造化するためのタグがHTML5には新設されていますので、検索エンジンは本文を示す専用のタグで挟まれている部分を「本文」として認識してくれます。
ここが本文ですよ、と検索エンジンに示すタグがあることで本文認識が容易になり、これは結果的に検索エンジンの検索精度の飛躍的な向上につながっています。
ホームページのデータベース化にも役立つこの機能、世界共通となっていますから他の機能もよりスムーズに、円滑に利用できるようになっているんですね。
良いことづくしのこの機能もやはりHTML5が注目される理由のひとつでしょう。
強化された機能の他にも新しく追加された要素などもHTML5にはたくさんあります。
来年には更なる新バージョンの発表も決まっていますから、今よりももっと快適にホームページを運営したり閲覧したりということができるようになるでしょう。
今のうちから楽しみですよね。
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