キュービクルとは?設備の役割と必要性をやさしく解説
2025/06/14
キュービクル等設備とは?
「キュービクル等設備」とは、主にキュービクル式高圧受電設備のことを指します。高圧の電気を建物で使えるように変換・管理するための設備全体を意味します。
キュービクルとは?
キュービクルは、発電所から送られてくる高圧の電気(例:6,600V)を、建物内で使用可能な100V〜200Vの低圧に変えるための変電設備です。
この装置は、必要な機器一式が金属製の箱にまとめられているのが特徴です。
どんな施設に必要?
以下のように、多くの電力を使う施設で使用されています。
- 工場
- 商業施設(ショッピングモールなど)
- オフィスビル
- 病院
- 大型マンション
これらの施設では、高圧の電気をそのまま使うことはできないため、キュービクルで安全に変圧してから利用します。
キュービクルは、いわば建物内にある「小さな変電所」のような役割を果たしています。
なぜキュービクルが必要?
- 一般住宅では、電柱にある変圧器が電圧を下げてくれるので不要です。
- しかし、大規模施設では「高圧受電契約」により電気料金を抑えるため、高圧のまま電気を受け取り、自前で電圧を下げる必要があります。
- そこで必要になるのがキュービクルです。
キュービクルの主な役割
キュービクルは、次のような機能を担っています。
- 🔌 電圧を変換:高圧 → 低圧へ変換し、建物で使えるようにする。
- ⚡ 電力を安定供給:電圧を一定に保ち、設備や機器の安定動作をサポート。
- 🛡️ 安全性の確保:金属製ボックスにより感電や火災、異物侵入を防ぐ。
- 💰 電気料金の削減:高圧契約により、低圧契約よりも電気単価が安くなる。
キュービクルの主な構成要素
キュービクル内部には、以下のような電気機器が収められています。
機器 |
役割 |
変圧器(トランス) |
高圧を低圧に変換 |
遮断器(ブレーカー) |
過電流などの異常時に電気を遮断 |
コンデンサ |
力率改善、電力利用効率アップ |
計器類(メーター類) |
電圧・電流・電力の監視 |
開閉器(断路器など) |
電源の切り離しや回路の切替 |
保護継電器 |
異常を検知しブレーカーへ遮断指令 |
キュービクルの設置場所
屋外に設置する場合は、防火・防水・防塵の法律に基づいた設計が必要です。
キュービクルが必要とされる業種
以下のような、大きな電力を使う業種・施設にキュービクルのニーズがあります。
- 🏭 工場・製造業
- 🏢 オフィスビル・商業施設
- 🏥 病院・医療機関
- 🎓 大学・教育機関
- 🖥️ データセンター
- 🏨 ホテル・旅館
- 🎮 アミューズメント施設
- 🏘️ 大型マンション・集合住宅
- 🚛 物流倉庫・配送センター
- 🌱 大規模農業施設(植物工場など)
これらの業種に共通するのは、電力消費が大きいことと、コスト面で高圧契約が有利という点です。
ホームページで訴求すべきポイント
ホームページでキュービクル等設備のサービスを紹介する際は、以下の点を強調すると効果的です。
1. 💰 コスト削減と電気料金の最適化
- 高圧受電による電気代の節約効果
- 導入前後のシミュレーションや事例の提示
- 補助金活用やリース制度などの支援制度紹介
2. ⚡ 安定した電力供給とBCP対策
- 停電リスクの低減
- 災害時やトラブル時の事業継続性の確保
- 精密機器の安定稼働による信頼性向上
3. 🛠️ 安全性と法令遵守
- 感電・火災などの事故リスクを未然に防止
- 電気事業法に基づく定期点検義務の重要性
- 有資格者による安全・安心な対応
4. 👨🔧 専門性・実績・サポート体制
- 過去の導入実績やお客様の声を掲載
- 設計〜施工〜保守までワンストップ対応
- 24時間365日の緊急対応体制の整備
- 地域密着での迅速なサービス提供
5. 🌍 環境対応とサステナビリティ
- 省エネ・CO₂削減への貢献
- 再生可能エネルギー対応(太陽光との併用など)
最後に
キュービクルは、高圧の電力を安全に、効率よく使うための心臓部です。電気代の削減、安全性の確保、事業の安定運用など、さまざまな面で貢献しています。
ご希望があれば、この内容をチラシ・Webページ・営業資料向けにカスタマイズした構成やビジュアル化のご提案も可能です。お気軽にご相談ください。